FXの超基本!スプレッドとは?
0.3銭とかいきなり言われても、よくわからないなあ・・・
FX取引をする上で覚える必要があることはたくさんありますが、その中でも「スプレッド」は最も重要です。
ひとことで説明すると「FX取引にかかる手数料」のことなのですが、これだけではまだまだ説明が足りていません。
そこでこの記事では「スプレッドについて知りたい」というあなたのために、超わかりやすく”スプレッドとは何なのか”を解説していきます。
目次
スプレッドの仕組みと考え方
スプレッドは「売値と買値」の差
スプレッドは売値と買値の差のことで、買値は売値にその価格差を上乗せした価格に設定されています。
この上乗せ価格はFX会社の手数料となり、ユーザーにとってはFX取引のコストとなってきます。
米ドル円のスプレッドが0.3銭のFX会社で、1ドルを105.555円のときに購入 したとします。
これを売るときは、1ドルが105.558円以上に上昇したときでないと、スプレッド0.3銭のぶんがあるので利益は出ません。
つまり、通貨を購入した時点でスプレッドの分だけ損失を抱えている ということになります。
少なくともスプレッドの分だけ為替レートが変動しなければ、反対売買をした時に利益は出せません。
またスプレッドは通貨ペアによって異なります。
単位はpipsで表示されますが、一般的には0.0001通貨を1pipsとしています。
たとえば米ドルならば0.0001ドル=0.01セントとなります。
ただし円の場合は0.01円(=1銭)を1pipsとしています。
円絡みの通貨ペアはスプレッドを◯◯銭と表現し、円が絡まない通貨ペア(たとえばユーロ/ドルなど)はpipsでスプレッドを表します。
固定スプレッドと変動スプレッド
スプレッドは、常に一定というわけではありません。高くなってしまうときがあります。
FX会社は通貨ペアそれぞれのスプレッドがいくらなのかを公式サイトで表示していますが、そこでは”原則固定”という表現がされています。
原則固定とはわかりやすく言うと、常時スプレッドを同じ価格にしているわけではなく、時に動くことがあることを意味します。
なぜスプレッドが動くことがあるのでしょうか。わかりやすく説明します。
そもそもスプレッドは通貨ペアによって価格が違う(これをスプレッド幅が広いあるいは狭いと表現します)ものですが、米ドル/円が最も狭くなり新興国通貨を含む通貨ペアは広くなるのが一般的です。
なぜこのような違いが出るのかというと、通貨の流動性や為替レートの変動率が違うからです。
米ドル/円は流動性が高いので、スプレッドも狭くなります。
流動性が低い通貨は注文数が少ないので、買値と売値に開きがあれば価格変動が大きくなります。
つまりスプレッドが変動するのは、このように通貨の流動性が変わる時であることがわかります。
もし米ドル/円の流動性が下がれば、つまり市場に参加する人の数が極端に少なくなれば
売りと買いがマッチングする時に値が飛ぶのでスプレッドも広くなります。
たとえば朝方の時間帯でスプレッドが大きくなりやすいのは、FX取引の参加者が少ないからです。
あるいは逆に非常に多くの注文が入り、為替レートの変動が大きくなるとスプレッドも広がります。
たとえば経済指標が発表された後などは多くの売り買いの注文が入るので、価格変動も大きくなるためスプレッドが広がります。
スプレッドはFX会社によって異なる
FX取引における通貨ペアの売値と買値にはスプレッドがありますが、これは通貨ペアによる違いのほか、FX会社によっても違いがあります。
FX会社によって違うことには、ふたつの理由があります。
- ユーザーの多さで取引量が変わるから
- カバー先金融機関の数が違うから
ユーザーの多さで取引量が変わるから
まずひとつは、わかりやすく言うと取引量の多さによってFX会社の手数料が変わるからです。
スプレッドを狭く設定していても、多くのユーザーがFX取引をしてくれるのであれば、手数料もそれなりに確保できます。
しかしユーザー数が少なく取引量が少なければ、手数料を確保するためにスプレッドを広めに設定しなければなりません。
つまりスプレッドの大きさをみると、FX会社のユーザー数の多さがある程度は把握できるということです。
あるいはシステム面で安定性があるなど、取引しやすいFX会社であれば多くのユーザーがその会社を利用します。
するとさらに、スプレッドは狭くなります。
カバー先金融機関の数が違うから
そしてもうひとつの理由は、カバー先の金融機関がどれだけあるかということです。
FX会社にはそれぞれ、カバー先となる金融機関(銀行や証券会社など)があります。
そしてFX会社はそのカバー先金融機関から受け取る為替レートの値をもとにして、FX取引をするユーザーにレート価格を提示します。
カバー先から受け取るレートに手数料を乗せて、ユーザーに提供するというわけです。
そこでカバー先の金融機関が多いほど、FX会社にとってはその中で有利なレートを選べるようになります。
その結果、ユーザーへ提示するレートのスプレッドを狭くしても利益を出せるようになります。
わかりやすく言えば、カバー先金融機関が多いほど、FX会社にとっては狭いスプレッドでユーザーにレートを提示しても利益を確保できるということです。
スプレッドの狭さでFX会社を選ぶなら「SBI FXトレード」一択!
ここまで記事を読んできたならおわかりだと思いますが、スプレッドは通貨ペア・会社によって違ううえに、変動もします。
つまり、口座開設するときにスプレッドが狭い&変動しにくいFX会社を選べば、もっともお得に取引をすることができます。
スプレッドの狭さでFX会社を選ぶなら、SBI FXトレードがおすすめです。
スプレッドはココがすごい
- 米ドルのスプレッドは原則固定で0.27銭
- 1000通貨までの取引なら0.20銭とさらに安くなる
- 提示率は96.17%と高水準。ほぼスプレッドは広がらない
SBI FXトレードはスプレッドを小さくすることにかなり力を入れていて、取引量の多いドル円のスプレッドは業界最小の0.27銭!
しかも1000通貨までの取引なら0.20銭でさらに安くなるという、もう誰にも止められない低コストっぷり。
そしてスプレッドの配信実績では提示率96.13%と、ほぼスプレッドが拡大することもありません!
以下の記事では、「SBI FXトレード」の特徴やおすすめポイント、口座開設前に知っておきたいデメリットや、気になる評判 をまとめて紹介しています。
気になる方はぜひこちらをご覧ください。
スプレッドの計算方法
スプレッドとは売値と買値の差なので、実際のスプレッド価格はわかりやすくすると「買値−売値」で計算できます。
これは買値のほうが売値よりも高い価格で表示されるからです。
そして相場の変動が大きく、スプレッドも変動しているとすると、取引コストがいくらになるのかを把握するためにスプレッドをすぐに計算する必要があります。
たとえば米ドル/円のレート表示が次のようになっているとします。
- 売値 1米ドル=106.335円
- 買値 1米ドル=106.345円
この場合、スプレッドは
106.345−106.335=0.010円(=1.0銭)
ということになります。
通常は米ドル/円のスプレッドは0.3銭固定とするFX会社が多いので、1.0銭のスプレッドは大きいと判断できます。
わずか0.7銭の差ではありますが、FX取引は1,000通貨単位あるいは10,000通貨単位で取引をします。
つまり取引コストとしては、1,000通貨単位の場合には
0.007(円)×1,000=7(円)
となります。
わずか7円と思うかもしれませんが、たとえばスキャルピングをする場合には1,000通貨で数円単位の利益を積み上げていきます。
それを考えると、コスト負担はかなり大きいと言えるでしょう。
FXの「スプレッド」をざっくりまとめると
この記事で解説してきた「スプレッド」について、ざっくりまとめるとこんな感じです!
ざっくりまとめ
- スプレッドとは、ユーザーの取引コストでありFX会社が取っている手数料のこと
- 売値と買値の価格差であり、ポジションを持った時点でスプレッド分はマイナスになっているので注意
- スプレッドは通貨ペア毎・またFX会社によっても違う
- 米ドル/円のように流動性の高い通貨ペアはスプレッドが狭く、新興国通貨などは広くなる
- 流動性によってスプレッドも変動するため、朝や指標発表時はスプレッドが拡大しやすい
スプレッドは取引をする度に毎回かかるものですので、口座開設する前は必ず、スプレッドの狭さをチェックしておいてください。
また、スプレッドは早朝や経済指標発表時の拡大にも注意が必要です。
FXをはじめるなら、スプレッドが低い&広がりにくいFX会社を選ぶようにしましょう!
スプレッドの狭さ&安定感でFX会社を選ぶなら、SBI FXトレード がおすすめです。